ちょっとこんな目に合うとは
あれは確か小学校3年生の時だったと思います。乳歯が虫歯になって、疼いてた時です。
ある近くの歯医者に、母と一緒に行きました。さあああ、力を抜いてねいたかったら痛いって言ってね。
口をああああんと、開いてみてもらったところ、4本が虫歯になってる。
先生がこれは乳歯だからね、抜けて生え変わるから、抜きましょう。そういうことになった。
どこの歯医者でも、抜くときは麻酔注射をします。私もまず注射をすると思っていました。
そこの歯医者は軍医出身だそうです。う~んそやな麻酔してたら時間かかるから、せんとぬきます。
ええええええ!私もおとなしい性格で嫌ですって言えなかったのです。
さあああああ!死闘の始まりです。さあああ抜きますよ、おとなしくしといてね。すぐ済むから。
うえええええええ!いたいいいい、ああああああああ!涙ボロボロ医者はヘッチャラ。
ほら抜けた、いい子やな、よしもっかいいくよ、ああああああああああ!いたいいいいいい、わあああああん。
ほら抜けたよ。よく頑張ったね。いまだかつて54年生きて2番目に辛い経験です。
まいりました。おとなしい私も文句を言わず、母も何も言わず。帰るのでした。
昔は麻酔が無く、同じようにされてたそうです。軍医は感覚が違いますね。
でも今を思えばよく耐えたと思います。そした昔の何もない時代に生きていた人の苦しみを
体験させられたことは、今になって貴重な宝となっています。
今は何でも便利な時代です。恵まれていますが、感謝の気持ちが薄いと思います。
今日の礼拝で言っていました、イエスキリストは我々の罪を背負い十字架について死んでくださいました。
その愛により生かされてる事を、忘れてはいけないってことです。
キリストの十字架、あれほど哀れで、みじめで、地獄の苦しみはありません。
我々は生かされてる、この感謝を絶対に忘れてはいけません。
明日からまた新たな週が始まります。神を恐れ信じ敬い歩んでいきましょう。