私がてんかんで、海馬を切除する手術で体験した
その時の体験談を語らせていただきます。
（目次）
。死刑執行の恐怖
。手術のあっけなさ
。孤独な闘い
。頼れる方はこの方だけ
死刑執行の恐怖
私の手術は、まず頭を開いて電極を
２６本脳に差し込み、また閉じて
何処から発作が出てるかを調べて
また頭を開き発作の源を切除する
まああ今思えば「ぞっとする」
手術の時間が後、２０分と迫ってきた時
看護婦さんが病室に来て手術の服に
「これに着替えてください」
「5分後にまた来ますので」
刻々と迫ってくる手術に意外と
恐怖感は襲ってこなかった
看護婦さんが来て、手術室移動用の
ベッドに移るように命じられた
それから、手術室まで運ばれていく
その時間は5分ぐらいだった
その時に何とも言えない恐れが
襲ってきたのである。。。
「ああ！死ぬのと違うか？」
「死んだらどうなるのか？」
この恐怖は5分ほどで収まったが
心で祈ったことがある
「あああ！どうすることもできません」
「すべてをあなたに委ねます」
この祈りをした時平安と安心感が
湧き上がってきたのである。。。
自分の弱さを認めて神に委ねる
神は愛を注いでくださったのです
手術のあっけなさ
（ネット掲載画像）
この画像にある海馬を切除しました
手術は5時間かかったそうです
手術室に移されて口元に何かを
かぶせられた、そこまでは覚えてる
それ以降は全く記憶がない。。。
気が付いたら病室にいたのである
「あれ～もう終わったのか！」
「あっという間の感覚」
手術をしていた時の感覚はない
手術医に感謝します。。。。
孤独な闘い
手術後は激痛の戦いだった
ある時たまらなくなり看護婦に
「すいません大部屋うるさい」
「うるさくて頭がうずきます」
「小部屋に移してもらえませんか」
そう言ったが、看護婦の応答は悲しいもの
「部屋は開いてませんよ」
ただそれだけだった。。。
その後の苦痛は日々続いた
寝れなくて、部屋がうるさくて
「うるさい！静かにしろ」
「ここ病院やろ！」
情けないが、我慢の限界が来ていた
でも人はうるさがり嫌がるだけだ
何とも言えない孤独感を感じた
頼れる方はこの方だけ
私が日々欠かさなかったのは
聖書拝読だった。。。。
ほとんど一日中読んでいた
そして心に浮かぶのは
罪の自覚と自分の弱さだった
世の中には生まれつき重度障害
生まれつき虐待される人
飢餓で苦しむ人。。。。。
色んな苦難を背負ってる方がいる
そんな人の事を考えたことがあったか？
凄く攻められる思いがした
自分の幸せばかり考えています。
自己中心です、わがままです。。。
それにきずかされて。。。。
「すいませんでした」
「私は本当に罪深いです」
これを心から謝罪できたのです。
その時のあふれる涙はすごかったです
そしてその後の心の平安は凄いものです
これが神の愛だと知りました
まとめ
手術で体験したものは数えきれない
自分の弱さと、罪深さ、愚かさです
そして弱者差別する愚かな心です
そんな自分を教えられました。。
でもこの体験は今思えばなかなか
体験できない貴重なものでした
イエスキリストは十字架について
死んでくださいました。。。。
その苦しみに近い体験ができる
これは大きな宝となります
哀れで、みじめで、悲しい体験
こんな体験はあまりしたくないですが
でもこの哀れでみじめな時ほど
かけがえのない神の愛を体験できる
その喜びがあるんですね。。。。
いろんな苦難にあってる方々
神様を信じて祈ってください
そうすれば貴重なものを
身をもって体験させてくれます
謙遜になりましょう
これが幸せの原点ですから
